【刺激の強い画像が含まれています。苦手な方は閲覧を中止し、閲覧される方は自己責任にてご覧ください】
皆さんは水頭症という症状をご存じだろうか?著者はこちらの画像を拝見するまで恥ずかしながら名前すら知らなかった。まず画像をご覧いただきたい。彼は、2歳のバングラディシュに住むエモン君。ご覧の通り頭が驚くほど大きくなっている。これは水頭症と呼ばれる症状だ。
水頭症(すいとうしょう)とは、脳脊髄液の産生・循環・吸収などいずれかの異常により髄液が頭蓋腔内に貯まり、脳室が正常より大きくなる病気である。脳脊髄液による脳の圧迫が、脳機能に影響を与える。おもに乳幼児に多くみられる。
出典:wikipedia
photo by:Daily Mail
母親から生まれる際は、あまりの頭の大きさに母親は帝王切開せざる得なかったが、母子ともに経過は良好だったという。しかし、エモン君の頭部は、生まれた時に比べて、わずか2年で2倍の大きさになり、なんと重さも9キログラム程度にまで肥大化してしまったという。水頭症の原因は、
先天奇形に伴うもの。脳の器質的疾患によるもの。感染症。その他。
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の大きく分けて4パターンある事がわかっている。エモン君の場合は、感染症が考えられるようだ。母体が妊娠中に流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)や風疹などに感染してしまうことにより引き起こされるケースがほとんどだという。
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治療法は
脳室と腹腔とを繋ぐように皮下にチューブを通す脳室―腹腔短絡術(V-P shunt)を行うのが最も一般的である。その他に、脳室と心房とを繋ぐ脳室―心房短絡術(V-A shunt)、腰椎硬膜下腔と腹腔とを繋ぐ腰椎―腹腔短絡術(L-P shunt)も行われる。
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さらにインドにも水頭症を患った少女がいることがわかっている。彼女の名前はルーナちゃん。彼女もまたエモン君同様、2歳の誕生日を迎える頃には、頭部が通常の3倍もの大きさになり、94センチメートルほどに膨らんでしまったという。
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早く治療しないと脳を圧迫してしまい、発達に支障をきたす恐れがあることから、ニューデリーの病院で過剰な体液を頭部から排出するなどの治療を受け、彼女の頭部は58センチメートルまで小さくなったという。ルーナちゃんは治療を受けることが出来たが、ほとんどのケースは治療費が高額になってしまうことが一般的であるため、治療を受けれない子供たちが多い。そのまま放置してしてしまうと
脳圧が上がることによる頭痛や嘔吐、視神経の圧迫による視力低下や視力異常、失明。また、天気による、気圧の変化にも影響を受ける場合があり
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大変危険である。このような子供たちが治療を受けられるような社会になることを祈らずにはいられない。