皆さんは人間の寿命はどのくらいだと認識されておられるだろうか?著者は長く生きてせいぜい100歳前後ではないかと思っていた。安定した社会活動・生活習慣・医療技術の発展も相まって数百年前に比べれば格段に平均寿命が延びたことは疑いようのない事実である。
【真実】 256歳まで生きた実在の人物photo by: Most important news

実際、著者の記憶にある史上最高齢者として認識しているのが、ジャンヌ・カルマンさんであろう。

(1875年2月21日 – 1997年8月4日)は、人類史上(確実な証拠がある中で)最も長生きをした人物である。フランス人女性であるカルマンは122年と164日間生き、確実な証拠がある中で大還暦(120歳)を迎えた史上唯一の人物である。
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しかし、今から200年ほど前の1800年代の中国に著者の考えを遥かに凌駕する驚きの人物が存在していたという。その人物の名前は李青曇(り・せいどん)さんという。
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李 青曇(り せいどん)は、中国の漢方医で、「256歳まで生きていた」とされる人物(満年齢では255-256歳、数え年では257歳)。ギネス非公認記録で、実在したという証拠(写真など)がある人物としては、世界一長生きした人物であるとされる。
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まさに驚きの事実だが、実際に実在したと記録に残っている。実在した理由として挙げられるのが、実際に生活しているのを目撃し会話をしたという人物が数多く存在することが挙げられる。(孫世代が祖父母世代を通して聞いたり、写真をみせてもらったりして確認されているケースが多い)記録によれば生涯で23回結婚して、180人以上の子供をもうけたという逸話もあり、もし本当ならば李青曇(り・せいどん)さんの子孫は、かなりの人数、現在でも実際に存在していることになる。
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一説によれば、身長300センチメートルもあったとされ、それだけでも驚きに値する。著者が認識している人類史上、最も身長が高い人物はロバート・ワドローさんである。

ロバート・パーシング・ワドロー (Robert Pershing Wadlow、1918年2月22日 – 1940年7月15日) は、「疑う余地のない医学的な記録がある中で、最も身長の高い人間」としてギネスブックに記載されている男性。死亡時の身長は272 cmという前例のないものであり、体重は約200 kgであった。ワドローは成人後も死ぬまで身長が伸び続け、このような高身長になったのだが、それは脳下垂体腫瘍のためであった。
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本題に戻るが、四川省生まれで幼少期より漢方医学に精通していた李青曇(り・せいどん)さん。70歳を越えてから軍の武芸師範代を務めるなど歳を重ねてからも、さらに活力溢れる人生を歩んでおられたようである。さらに李青曇(り・せいどん)さんは500歳の人物と出会い「どのように生活したら長寿で健康に過ごせるか」という教えを受けたという逸話も残っている。(弟子による証言)残念ながらその内容は記されていないが、後に彼は格言ともいえる言葉を残し、その言葉に長寿のヒントが隠されていると著者は思っている。

「心を落ち着けて、カメのように座り、鳩のように歩き、そして犬のように寝ることです」「この世ですべきことを、すべてやることができた」と。
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現代社会に生きる我々にも通じるであろう心に響くものがあったのではないだろうか。現在でも十分に長寿になっていると思っていた著者だったが、仙人のような生活を送っていたであろう李青曇(り・せいどん)さんの人生の軌跡を知り、改めて長生きとは何かを思い・考えさせられた気がしたのは著者だけだろうか。